人狼物語 ─幻夢─

72 天より落つる月の囁き


薬師 ゼルギウス

― 翌朝 個室A→集会場外 ―

[今朝も叫び声が目覚ましとなった。
昨日の今日で、もっと近い場所。飛び起きるようにして上着を羽織り反対側の部屋を覗いた。窓が開いて、カーテンがはためいていた。外に誰かのいる気配。広間を駆け抜けて外に出た]

蒼花の持ち主だったからだろう。

[抱きしめた体の肘は角度的に見えなかったが断言して。
呼び名>>60に首を傾げながら、疑問に答えた]

 されど、甘美なるその花は。
 時に強く、激しく、月の牙を引き寄せる。

古い御伽噺では『人狼への生贄』と呼ばれることもあるものだから。
ユーさんは水仕事の時に腕捲りをして晒していた。
台所で一緒になった人は皆見ていたと思うよ。

[支えるべきは「双花」である。
朱花を見つけたからこんなに冷静でいられるんだろうかと、自分でも淡々としてるなと思う声で伝えた]

(64) 2012/01/17(Tue) 10:03:56

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