[着替えにノートと筆記用具に鍵の付いた小箱。
小さな鞄はそれだけ入れると一杯になった。
上着も下ろして荷物は完成。
居間のテーブルで渡された身上書を埋めていった]
■名前:イレーネ=ルーベンス Irene=Rubens
■年齢:16歳
■職業:ランプシェード職人(見習い)
■その他:10年前、祖母に引き取られてからこの村で育ってきた。引き取られるより以前の記憶は無い。父は既に亡く、母は病気で面会も許されないのだと教えられている。
[書き終ると鞄の一番上に入れて。
もう一枚の小さな紙に筆を走らせた]
『お婆様へ。
自警団の人に呼ばれたので出かけてきます。』
[用意が終われば上着を着込んで。
冷たい風の吹く中を集会場へと*歩き始めた*]