[アーベルに問われるまま、自分の把握した状況を説明する。エーリッヒが最初に発見したらしいこと、その傷が獣に食い荒らされたと思しきものであること、あまりにも的確に急所をついていることなど。流石に遺体の詳細を詳しく語ることはしなかったが]…既にまともでは無いのでしょうね。[低い声で答える。暗さを増した翠で見つめても青年の心中を測ることはできず]