─ 厨房 ─[黒猫の食べるものを用意しながら、意識が向かうのは先ほどのやり取り]……あー……なんかもう、ほんと。ばっかみて……。[どうしても吐き出したくて、つい零してしまったけれど。正直、どんな答えが欲しかったのかは、自分でもわからない。祖父はかたき討ちなんて望んでいない──とか。そういう言葉が欲しかったわけじゃない、とは思う。それを言われてたら、あの場で噛みついていただろう、と。それだけは、わかっていた]