─繁華街─[あの惨劇から数時間、各人が各々の行動を取った後。オレは幼馴染を散歩と称し外へと連れ出す。危険だ、などと言われたなら、護ってくれるんだろ?と強引に言い包めた][そうして中央広場が近付いた頃、オレは移動の足を止める]……なぁ、瑞穂。お前、本当にオレの事、護ってくれるのか?[幼馴染の方を見ないまま、オレは訊ねる。彼女はどんな様子で是と答えただろうか。問いも唐突なもの、警戒されたかも知れない。けれどそんなことはどうでも良かった]護ってくれるんならさ……。