─中央エリア・ビル屋上─……お褒めに預かり光栄至極。なんて、ね?[微かに捉えた『えげつな』という評に対し、零れたのは冗談めかした笑み]そうしてもらえると、ありがたいかなぁ。『仕事』以外で、レディを傷つけるのは、やっぱり気が引けますんで。……苦手なりに、口説いてみたいタイプだしー?[軽い言葉はどこまで本意か。傘が落とされたなら針を引き、後ろへと飛びずさる]ま、それはそれとして。お相手感謝、と。[くるり、と右手の漆黒の針を回した後。どこか大げさに、一礼して見せた]