─河エリア・上流─
えがっぺえがっぺ。手加減いらんっぺよ!
[ベアトリーチェの言葉に、にかりと笑った。その間、ティティエンはリーの背に隠れる形で耳元でルーンカードの説明をし始める。それを聞きながら足へと飛んで来た魔法矢を後ろへ飛び退る形で回避した。ずしゃっと砂利で草履が滑る]
っとと。
做地方精灵,墙,阻碍视界吗?
[多少バランスを崩しながらも精霊魔法の呪文を口にする。地精に頼み、自分とベアトリーチェとの間に突起物を作り、障害を作成した。大きさはベアトリーチェの背丈ほど。けれど、ベアトリーチェに直接当たらないよう、注意を払っている]
『…本当に聞きながらで大丈夫なのであるか?』
なんとがすっぺ!
[何とかなる、ではなく、何とかする、と言う返事にティティエンは、ふむ、と唸り。そのまま説明を継続している。リーは準備として懐から無地の正方紙を一枚取り出した]