─ 中央議事堂 休憩室の一室 ─[寝そべった状態のまま、鼻先を右前足へと近づける。白い毛並みの中に浮かぶ、縮れて黒くこげた毛並み。それを直そうと何度か足先の方に向けて舐めた]…… きゅうん[そこだけ、自慢だったふわふわの毛並みは戻らない。両前足は見た目は普通だが、サイバー部品に換えられてしまっている。そこは生え変わることが無いのだ]……… くぅ ………[そんな中、不意に腹の虫が鳴る音が響いた。音源は犬の腹]