[きょろりと見回しながら思いつくままに歩んでいた足がぴたりと止まる][声が聞こえた。確かにこの家に住まう、けれども弱々しくも聞こえる声]…コレット?[そろり、キッチンを覗き込めば壁際に座り込む姿が見えて]っ、!おい、大丈夫かよ!![思わず放り出す腕の荷物。すぐ傍まで駆け寄れば、膝をつき身体を支えようと包帯を巻いた右腕を背の方へと差し伸べて]