ヴィオはね、別口で巻き込まれたらしいの。巻き込まれの巻き込まれって言うか。[最初は大人しくもふられている同族に、ねー、と同意を求めれば、きゅっ、と頷くような仕草が返った。対人経験を積んだ御仁には、その短い中にもヤレヤレと言いたげな苦労性的な響きを感じ取れたかもしれない]