─ 三階・書斎前 ─
[近づく前に座り込んだ青年が片目で睨め上げてくる。
ぶつけられた言葉>>65は、平穏な世界で生きてきた者の正論、と思えた]
……ま、確かにふつーに転がってる状況じゃないわな、コレ。
[それはわかるが、生き死にの境界線を駆けるを慣れた意識は、ここで動揺する事のリスクの方が大きい、と判じていた]
とはいえ、泣き叫んで動転しても、イイコトないでしょ、これ。
……でないと、自分の身ぃ守るのも、危ういモンよ?
[言いながら、何気なく向けた視線は乱れた前髪の下から覗く捩れを捉える。
不自然なそれに僅か、眉が寄った]