いえ…アーベルは居るわ。[>>11壁の所に居るとベアトリーチェに伝えながらピアノに向かうユリアンの姿を見守る。]ユリアン…任せたわ。貴方なら――きっと出来るわ。[強い意志のある言葉は内なるものを引き出す力に見えた。]…アーベル…何か様子が――もしかしたら彼も…?[イレーネだけではなくて、彼もそうだとしたら?ベアトリーチェの目尻を服の袖でそっと拭ってから身体を離し足を引きずりながらも彼の元へ向かうだろう。]