[再び首を床へと落とし、動きの鈍い右前足を持ち上げ鼻の上に乗せる。お腹空いた、何て意識が少女にも伝わったことだろう]わふ[食べるものなんて持ち歩けるはずも無く、空腹を満たす術は無い。四肢に力を込めて身体を持ち上げると、少女が背に居る居ないに関わらず、室内を歩き回って何か無いか探し始めた。何も無いと知れば、今度は部屋の外に出ることになる。その時は少女に一緒に来るかどうか訊ねることになるか]