足は動くんだから、立ててとーおぜんよ?[立てるか、と問うアレクセイ>>34に返す言葉はごく軽い。その視線が、自身が紅に沈めた男を見やるのは、視界の隅で追うだけで何かいう事もなく]んじゃ、一先ず部屋戻りますかね。このカッコで、あちこち歩き回るのもアレだし。……あー、また着替えたのまねぇと、コレ。[ぼやくような口調で言いつつ立ち上がり、階下へ向けて歩き出す。降りる前か道中か、とにかくここでようやく、キリルにも名を告げることとなるか。もっとも、最初の時のように軽口を叩く余裕は、なかったが]