[つかの間、沈黙が続き。]俺が、疑わしいと思ったら。迷わず、殺せ。[そう言って。改めて手を伸ばすと、差し出された短剣を受け取った。命を奪うだけでなく、奪われることも念頭に置く。それが、己の覚悟を示す言葉だった。]