つっ……[中盤まで登った辺りで、指先が痛み顔を顰める。 慣れぬ事をしたから、皮が破けてしまったのかもしれない。 しかし、もう飛び降りるにも高過ぎる位置だったから、登り続けるしかないと。 少しずつ、手を伸ばし、足を持ち上げて] ……届い、た。