……変わんないなぁ……。[男手に換算されないのはいつもの事と諦めているから、何も言わず。軽妙な二人のやり取りに、ふと目を細める。幼い頃は、窓越しに見送っていたやり取り。彼らを羨んで外に出たがると、今は亡き母は礼拝を口実に教会まで散歩に連れ出してくれた。勿論、安定している時に限るが]……ああ。司祭様にお借りした本、返してないな……。[ふと、それを思い出すのと、修道女の訪れ>>36はどちらが先か。見知った姿に翠に浮かぶは、戸惑いのいろ**]