人狼物語 ─幻夢─

91 白花散る夜の月灯


湯治客 アーベル

―翌朝/客室→聖堂玄関―

[声の出所は夢現に紛れて判らない。
けれど、何かに導かれるように聖堂までを駆け抜ける]

[そこには既に幾人かの人が在り、先に蹲るマテウスの姿。
意識を配せば人々の足元に昨夜借りた本>>57が転がることに気付けただろうが、そんな余裕があるはずもない。
だって、その先には]

……そ、んな

[白に広がり、端は溶け入り掛けても鮮やかな赤。
投げ出された肢体と転がるランプ]

[ふら、と足が進む。
位置が変われば人に隠れた部分も視界に飛び込んで。
それが所詮『人狼』に寄るものだと、理解するのに容易い]

(67) 2014/01/14(Tue) 22:18:34

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