……いっそ。子供が馬鹿いうなとか言ってくれりゃよかったのに。[ぽつ、と呟く。それが単なる八つ当たりなのはわかっている。カルメンが真摯に答えてくれたのは、声音からも感じられたから。こんな事、言うべきではないとわかっていても、それでも。ぐるぐるとした感情は、つい、ひねた方へと向かってしまっていた。*]