…さて、始まったか。悪いが容赦はせん。
[時空属性の空間に嬉々として早速…高速呪言めいた詠唱に入る]
開きたまえ。祖は異界への扉。祖は野獣を宿す扉。
[詠唱と同時にバチバチバチという音が響き渡り。二匹の蒼い獣の形をした光が現れる。]
体の底より湧き出る力を。厳寒なる自然を生き抜く生命力を。我らに貸し与えたまえ
[呼び声に答えるように。再生能力と身体能力の底上げをする術である蒼い獣を己と。ライヒアルトの体内へと入り込ませる。軽くなった体を感じながら扉を閉じて続けさまに]
…開きたまえ。祖は異界への扉。祖は影を宿す扉。
[そして時空空間の恩恵を駆使してもう一つの扉を開く。]