[儀式を妨げることを恐れた護衛におさえられ、ネロの表情は見えなかった。言霊と共に光の陣がネロを中心に紡がれ、やがてその姿を飲み込む激しい渦となる。やがて光が消えたとき、ネロの姿はなく。赤い羽根が、ひらり、ひらりと舞うのみだった]