―エーリッヒ宅―[軽く撫でられ、ふに、と目を細める。いつもと変わらないやり取りは、気持ちをだいぶ落ち着けてくれた]それじゃ、ディは、かたつむりのとこにいくよ。……リィにい、ありがと、ね。[ちゃんと聞いてくれて、と、笑って。随分ましになった足取りで、とてとて、奥の小広場へと歩き出す]