……んじゃ俺、少し寝とくわ。いろいろ、ありがとさん。[手当てが済んだ後、アレクセイに向けたのは短い言葉と柔らかい笑み。余り晒さぬ素の表情──とは。知る者もないのだが。部屋に一人になると、寝台に寝転び一つ息を吐いた]……血、ねぇ。ホントに一体、なんなんだか。[結局答えの得られなかった疑問をぽつり、零した後。青はしばし、閉じられた]