……誰か、自衛団に……。ジティを、家に帰してあげて。[懇願するような声。護れなかったと言う意識がエーリッヒを疲弊させる。誰も自衛団員に近付きたがらなかった場合は後で自分で伝えることにして。アーベルに断りを入れて湯を借りることにした。紅がべったりとついたベストはそのまま処分することになる。顔や手に残った紅が取れるまで、エーリッヒは浴室から出て来ない**]