[問いかける、こちらの内心は知ってか知らずか。
団長は、態度を崩す事無く、最終的な決定を伝える。
老灯台守の殺害犯──『人狼』の被害を最低限にするために、ここに集められた者を一時村から隔離する事。
どうしても入用なものがあれば、団員を介して届けるが、村との行き来は禁じる、と。
『人狼』をどうやって見つけるのか、どう判断するのか、という点の言及はなかった]
……いや、それを説明しないのは……あー……いいよ、もう。
多分、そっちより、俺の方が知ってそうだから……。
[伊達に研究テーマとしていたわけではないから。
言葉を濁す様子に、ため息混じりにこう言って、額に手を当てた]