ごめんなさぁぃ……。[伽矢にぎゅぅとされ、ちょっと小さくあやまった。背中のうさぎは嬉しそう。黒江にどうするかと言われたので、きょとと伽矢や瑞穂や百華を見上げた。ずりおちそうになった絵本を持ち直し。ふと、奥に居た白い人に気づくと、目が瞬いた。]……うささん![白く長い髪、赤い目は、背中のうさぎとそっくりで。雪夜に向かって、そう呟いた声が聞かれたら、どんな顔をされるやら。]