─ 三階・書斎 ─
なんで、って言われても。
……毎日が生きるか死ぬか、どっち転ぶか運次第な生活してりゃ、嫌でもこうなるっての。
[理屈を言っても通じる状態ではないのは、見ればわかるが、ぶつけられた疑問>>67には、素で返す。
こちらから距離を取ろうとして、言葉途切れさせる様子を見やる青は氷の静けさ。
けれど、何か手を出す事はしない。
混乱した手負いは危険、というのは、裏通りの暮らしで身についているから。
視線がむいたものが隠されれば、微かに疑問は残るものの、指摘する事はせずに]
……いずれにしろ。
そのままじゃ、体のいい的にされちまうぜ。
[代わりに向けるのは、警告、一つ]