―中央エリア・ビル屋上―やれ、口が上手いおひとで。[首筋に突き付けられた針が離れる。ゆっくりと虎の背から降りて、凭れるように座り込んだ。それ以上動く気はないようで、鴉を見上げ]えぇ。こちらこそ、おおきに。[向けた笑みの種は以前と少しも*変わらなかった*]