[咳が長引けば心配そうな視線には変わったりもした。
嫌がられないようなら、小さな手で背をそっとさすろうとして]
はい、ケネスおじさま。
[名を呼ばれなくとも、ウェンディが嬉しそうなのに変わりは無い。
仕方ないと同行を許されて、こくこくと何度も頷いた]
はい。もうすぐ、ですけれど。
ケネスおじさまは、つり橋は怖くはありませんか。
……しっかりと橋でないと、あぶない、です。
[見えてきたつり橋に、ちょっと困ったような顔を向ける。
しかし、さしかかれば頑張る、と。
しっかり頷いたりもするのだった**]