―館二階・個室―[短い時間で起きることが出来たのは、先に幾らか回復させてもらっていたからだろう。リン、リリン。鈴の音に翡翠の瞳がパチリと開いた]ン、ンン。もう大丈夫。ありがと。[手首に絡み付いている蔓にキスを落とす。先ほどとは逆に床の継ぎ目の奥へしゅるしゅると消えていった]便利なお部屋だ。鈴は何の合図だったのかな。[耳を澄ませば伝令の声>>#0が聞こえてくる]……わぁ、もうそんな時間なのかっ![小人サイズのまま、慌てて部屋を飛び出した。時折足を止めては榛名に渡した白花の気配を探して*走る*]