……つまり、俺に行けと。
まあ良いよ、行ってくる。
krutさんとか、ちょっと話してて。それから、後で聞かせてほしい。
[ichininoに言われて、仕方ないなぁと広間を出て行く事になる。
システムメッセージは見ていなかった。そもそも、それの意味がわからないので、必要性を感じなかったともいう。
どこにいるのかわかるわけもないし、歩く速度も早くはない。
時折mibouさん、なんて呼びかけをして。
明かりの変わりはスマホのライトアプリ。
奥の方へとすすんでいくと、扉があった。個室なのだろうと思いながら、一応全部の扉をノックして開けていこうと――]