―屋敷/廊下―[鞄を持つアレクセイの姿をみたイヴァンは目を丸くする。歳近い彼が同じく此処に呼ばれているとは思わなかった。広間に悪い知らせ、と聞けば眉間に皺を寄せ小さく唸る]これ以上の悪い知らせとか笑えねぇし。あいつらも何考えてんだか。[肩を竦めて些か大げさな身振りをするが彼の人となりを知らぬわけではないからその言を疑う素振りは見せなかった]その悪い知らせとやらを確かめてくるか。あんがとな。[軽く手を掲げゆらり左右に振り階上へと向かうアレクセイと擦れ違う]