― 回廊 ―あ、れ…?ライヒ君?[中庭に見つけたのは、これから向かう予定だった図書室の管理者の姿。声は掛けてみたものの、どこか壊しがたい雰囲気にそれ以上言葉は掛けず、そのまま見つめて。相手が気付けば、邪魔をしたかとの謝罪と共に、本を返しに来た旨を告げるだろう**]