……っらよっと![舞う光鎖に呼応するようにしゅるり、と伸びてくる触手。変幻自在を地で行く漆黒のそれは、抑え込もうとするそれらを悉くすり抜け、蒼い鱗を打ち据えた。振るわれた漆黒が蒼の上を駆け、連なる無限の輪は容赦なく混在の竜を削る。青と白の光がぱっと散って、粒子となって消え失せていった]一応、実態はあるようだがっ……![基本は力の塊か、と。返る手応えにそんな事を呟きつつ、光鎖を舞わせて手元に引き戻した。*]