─ ギュンターの私室 ─[ふらりと、ギュンターの元へ向かおうとする女の足を、誰か止める者は居ただろうか。誰にも遮られなければ、ギュンターの傍らに立って。誰かが引き留めるなら、その場で立ち止まり]…おじさまは、朱花だって。あの人が、言ってたの…本当、だったのね。[だから、ギュンターは襲われたのだ、と。呆けたような呟きを、ぽつり落とした*]