[白い籠の番をしていた妖精は、きのこたちの帰還の間少年の隣にいた。きのこたちが戻った所で、自分も戻らないと、と。そんな風に思っていた所にかけられた、声。>>71ぱちくり、と。そんな音が聞こえそうにひとつ瞬いた] 『え、えーとぉ……』[ちょっとあわっとしながら少年の方を見るけれど、あちらは他と話していて取り込み中。ぱたぱた、忙しなく翅が動いて光が散って]