─回想・ユリアンの部屋─[鎮魂歌を聞いたユリアンの反応はどうだったか。声にしないのであれば、気付くことは出来ず。奏でながら、もう傍には居ない友を想い、はたりと涙を流した]…ごめん、へや、もどる、ね。[音を止めると零れた涙を手の甲で拭い。今までやらなかった無理矢理な笑みを浮かべてからユリアンの部屋を後にする。階段から数えて部屋を覚えていたために、一度階段まで戻ってから自室へと向かうのだった]