─ →宿屋 ─
…それは…あまり、感心できることではないな。
[>>67逃げてきたというフォルカーの言葉を聞くと無表情のまま諌め。
表情は変わらぬまま、程々にな、と言って頭を軽く撫でた。
食事がすぐに出来そうだと聞くと、撫でていた手を下ろして。]
そうか、なら今日は君の家にお邪魔することにしよう。
…あれ?
君、どこか行くところじゃなかったのか?
[自分と一緒に宿に戻るフォルカーに良いのかと問いかけたけれど、返事はどうだったか。
父親に注文を通してくれて配膳までしてくれた後呼び止めようとする声を振り切って出ていく少年に、またな、と手を振った後。]
まぁ、フォルカーもお年頃だからな。
たまの息抜きも必要だろう。
余裕のあるときくらい、好きにさせてあげて良いんじゃないかな。
…それじゃ、いただきます。