─中央エリア・別ビル屋上─[見詰めていた先の二人が動く。一人は床に座り込み、もう一人はこちらに視線を向けて居た]あら、気付かれてしまったわね。[呟いて、微笑みわざと小さく手を振って見せた。効果の薄い、軽い挑発にも見えるか]彼を地に墜とせる者は居るのかしら?あの子なら出来るかしら。でもあの子にはこの手でお仕置きしたいところですし。まぁ、”下”でもお仕置きは出来ますけれどね。[どちらでも良いと言うように、口許の朱が弧を描いた]