─ 三階 ─
さぁ、どうしましょうね?
手当ての間にでも考えておきましょうか。
[お手柔らかにと言うベルナルト>>64に返すのは、にこやかな笑み。
止血だけでも出来たことで幾らかの平静さは戻せたらしいと、自身の判断をして。
こちらの問いに返されたそれ>>66には、笑みを向けながら手を差し伸べずに済んだ事を内心安堵した。
この男は鋭そうだから手を掴まれただけで気付かれるかもしれない、そんな不安は表には出すことなく]
大丈夫ですよ。
この通り、大した事はなさそうですし。
女性の手を借りては、男の面目が立たないでしょう?
[手が必要かと問うオリガ>>37に、微笑み必要無いと告げる。
広間で休んでいた彼女の姿は見ていたから、血の臭いにまた体調を崩さぬようと気遣う想いを表には出さず軽口に変えて。
キリルからも何かあったなら、それにも声を返す。この時か前後してか、青年がキリルに名乗る際には当然声を挟む必要は無いから何も言わないが。
死した男を見やり声をかけた後、青年が示した先─二階の客室へと足を向けた]