─ 翌日/宿・一階 ─[たどり着いた可能性は、恐らくは誰もが考え付くもの。護り手はアーベルであり、その死によって守護を失したゲルダが人狼の牙にかかった、と]……なれば、問題となるのは……。[アーベルを殺めた友は、その事実を知るや否や、という点に行き着く。そちらは、心情的には考えたくない可能性で。一度、それを振り払うように首を振った所にかけられた、声>>71]……え……あ、はい?[知らず、上がったのは惚けた声だった]あ、ああ……確かに、このままには、できないし、ね。