人狼物語 ─幻夢─

62 空から降る星・魔獣の欠片


火炎学科1年 ハインリヒ

―林エリア―

……認められなかった尖晶石、嘆いたか、足掻いたか……
……お前の価値は何処にある、力を揮って示せ……!

『わたしの、かたちをもって……』

[うずく背中の痛みに眉根をしかめつつも、力いっぱいスリングショットを引き絞り、スピネルを構えてヴィリーめがけて放つ!
飛んでいく間に石は青い焔をまとった大蛇となり、水をかけても消えないそれは大きく口を広げヴィリーを飲みこもうとする。

……しかし、それは目くらましだ。熱風は起こすが物体を素通りするからまともにくらっても肌も何も焼けない。
本体はヴィリーの足元に這ってきた小さく光る蒼い炎蛇で、彼の足に牙を立てようとあぎとをひらく。
噛まれれば体温が一気に上昇……発熱し、高熱で苦しむことになるだろう。]

(74) 2010/12/23(Thu) 22:25:29

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