―平原エリア―
[こちらの動きを読まれているのだろう、出された鏡はおそらく対抗呪文かなにか。
それでも普通にやってはきっと勝ち目はないから、早いけどとっておきを使う時。
それには近づく必要と、避けられないようにすることが必須]
「つつめ じゆう うばえ」
[詠唱を紡ぎ終え、大地はそのままゼルギウスの足をとらえようと狙い。
ゼルギウスと十分な距離に近づいた自分は、人型へと変じ鞄から取り出した瓶を掴む。
魔力と呪詛の力をたっぷりとためこんだ液で満たされた瓶。
ゼルギウスの足をとらえることができたかどうか、確認する暇はもうない、瓶のふたを空けて…]