─ 第二階層 リフレッシュルーム ─
[どこからか、微かに聞こえる音にはきょとんとした。
そこに居る人から聞こえているようだったが、その理由までは思いつかない。]
セーブツニキセイシソノセーブツニギタイスルノウリョクヲソナエ………
うぅん、やっぱよくワカンネ。
[言われた事を棒読んでみるが、サッパリだった。まず生物とか寄生とか擬態とか能力とか、その辺りの単語を理解する必要があるようだ。
なので、半分に分かれたらと言われても、イメージは分裂というか、ぱかっと割れるような物しか想像出来ずに、そうなの?とよく分らない顔で首をかしげる。
難しい事は置いておいて、にーちゃんがもふりに来たなら、同じようにパトラッシュをもふりたおした。
二人でもふられるパトラッシュはいい迷惑だろうが、子供は関係なくもふるものだった。]
もふもふだ!もふもふっ!もふぅ!
そういやにーちゃんは何て言うんだ?
おれオーフェン!
[パトラッシュをもふもふしながら尋ねた。
リディアからパトラッシュの目の事を聞けたら、それが難しい説明であればやっぱりよく分らなかっただろう。]