絶対に、生きてやる。折角拾った命なのに、こんなことで落としてたまるか。[言って、僕は左手で前髪に隠れた顔の左半分を抑えた。ベルナルトを片目で睨みつけたまま、下がるようにして彼から離れる。階段の傍まで行くと、足を庇いながらも急ぐ風に階段を下りて行った]