[淡々と綴る時、口元の笑みは消えていたけれど。エーリッヒが出て行くとまた、薄い笑みが浮かんだ。足元を離れぬ茶猫が、訴えかけるように鳴いても、天鵞絨はそちらを振り返らず。クレメンスからの問いかけ>>72には、一言]……お好きなように。[それだけを、告げた]