通常とは異なる形で、“場”が崩れるのか、よくわかんないけど。あたし、ラファールに誰かが殺されるのも。誰かにラファールが殺されるのも嫌![はき、と拒絶の意を示したあと。]……だって。あたし。家族として、兄としてでなく。…あなたの事が、好きなの。人狼だって、知っても。[じ、と銀狼の紅の眼を、少女は逸らすことなく見つめる。]