[認識が、繋がった瞬間]……いやあああああああっ!!!!![最初に口をついたのは、悲鳴。路地に響く甲高いそれが呼んだか、それとも血の匂いに気づいたのか、自衛団員や通りすがりの村人たちが集まってくる。何があった、と問う声はきこえたけれど、答える事はできなかった]なんで……なんでぇっ……![口をついた、今にも泣きそうな叫びはこの状況に対するものと。人の死に気づいた自分自身への疑問の声。案ずるように鳴く白猫の声も、今は耳に届かない。**]