― 昨夜 ―
[謝られたり、女の格好も似合ってる、というエーリッヒの言>>70には、何と応じて良いものか迷い。
顔を赤くして言葉を濁していたら、ユーディットから突っ込みと一緒にエーリッヒへ再び手が出ていたか。
慣れない状況に、伯父や母の親友であった人へ、助けを求める視線を送っていたかもしれない]
……結局、エーリッヒさんってボクを男だと思ってるのか女だと思ってるのか、どっちなんだろう。
[お世辞にも『大きい』どころか『人並み』とも言えない胸は、それでも皆無じゃない。
男装時は一応サラシを巻いていたが、いまはそれをしてないので、ドレスの胸あたりは少しは膨らみもあるのだが
そして、そんなことを気にしている理由については、本人は全くの無自覚だった]