[2対2って人数が足りないよぅ。
となにやらすり抜けていった女の子には、そんな声を背中にかけた。]
お願いしたのはこっちだしねー。気にしない気にしない。
その代わり、負けたら恥ずかしいよー?
[ユリアンのすまなそうな返事には、ひらひらと手を振るものの、
最後に付け足した言葉には、ちょっと意地悪そうな笑みが含まれた。ええ楽しんでます。]
あ、イレーネ先生。
そうそ、ユリアンの取り合いっこしてたんだけど、私が振られちゃったんです。
[後から来たイレーネには、フォルカーに続くように>>72そんな事を笑みながら言った。
悪いな、という後輩君にも、気にしなーいとふるっと手を振る。
一緒にいた黒蛇が小さく頭を下げたのにも気づくと、にっこり微笑んだ。
言葉は当然聞こえてないが、なんとなく意味は感じて取れたので。]